ZZ MAGAZINE

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EVはエンストしない!?
11.22.2013

 
新しいTommykaira ZZに搭載されるパワーユニットは、
305 馬力(225 kW)を誇る電動モーターです。

旧ZZから引き継がれた俊敏な足回りや低重心フレームの基本設計はそのままに、
ガソリン車時代とは別次元の加速を手にしました。

異なるパワーユニットを積む 新旧のTommykaira ZZ。
EVとなったことで、駆動の伝達経路も 少し違ったものになりました。

     < 掲載画像は 試作段階のものです >
lab-motor

新しいZZでは、クラッチシステムそのものがありません。

そもそも EVの場合、
停車時(=タイヤが回転していない時)には、モーターの回転もゼロになっています。
そのため、停車時もアイドリングを続けるエンジンの様に
クラッチで動力を遮断する必要はありません。
「クラッチペダルを踏まずともエンスト(エンジン ストール)しない」と言うよりも、
ガソリン車での『エンスト』に相当する概念そのものがないのです。

また、一般的なAT車のように、
トルコン(トルク コンバーター)が介在している訳でもありません。
アクセルペダルの動きに対して、タイヤに伝わる駆動力が一呼吸 遅れるような感覚…
すなわち、トルコン特有の滑るような感覚は、ZZにはありません。

AT車でスポーツドライビングを楽しむ際、
変速動作そのものよりも、このダイレクト感の欠如にこそ
違和感を覚える人も多いのではないでしょうか。

逆に言えば、MT車の真骨頂は、
右足(アクセルペダル)ひとつで 駆動をダイレクトに操ることなのかもしれません。

新しいZZには 変速機(トランスミッション)こそありませんが、
クラッチをつないだ時のMT車と同様に、
モーターと直結したシングルギアが、ダイレクトにパワーを伝えます。

 
クラッチペダルを廃し、2ペダルとなった新しいZZ。
変速を伴わないことで、変速時のショックや空走時間から解放されました。
瞬く間に 415 Nm(42.3 kgm)の最大トルクを発し、幅広いパワーバンドを持つ
新しいパワーユニットで、途切れることのない加速感をお楽しみ下さい。