ZZ MAGAZINE

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扉の軽さの秘訣
11.08.2013

 
分厚い幅を持つTommykaira ZZのドアパネル。
内側の取手に手を伸ばし、ドアを初めて開いたあなたは、
その厚みから想像する以上に 軽く開くことに驚きを感じるかもしれません。

door-open
その軽さは、アルミ骨格にFRPボディを被せる形の
シンプルかつ軽量な構造から来るものです。
そしてこれは、ZZのフレーム(シャシー)と ボディの関係と全く同じなのです。

多くのレーシングカーが持つ設計思想と同じく、
ZZでは、フレーム(骨格)自体に十分な強度を持たすことで、
安全性を確保しています。

その結果、軽いFRP(繊維強化プラスチック樹脂)素材を
ボディ表面に使うことが可能になっています。

FRPを使うことで、プレス加工による金属パネルでは表現できないような
独特のボディラインを実現できることも魅力かもしれません。

このように、ボディ強度を気にすることなく
自由に外装をデザインできることが『KYOTO生産方式』にも結びついているのです。

overview

話をZZの扉の重さに戻すと,,,
サイドウィンドウ(ドアウィンドウ)を持たないことで、
ガラス自体の重量やピラー(ウィンドウフレーム)が不要となることも、
扉の軽さに大きく貢献しています。

また、以前の記事でも紹介した通り、
サイドウィンドウがないことを逆手にとって、内側のみにドアノブを配したことも、
多少ながら軽量化の一助となっています。

サイドウィンドウやルーフがないことによる不便さと引き換えに、
軽量化できる部分を積み重ね、それに伴う低重心化を実現しているのです。

軽量かつ低重心な車体を目指した、割り切った設計思想とシンプルな構造。
そんなZZならではのコンセプトが、扉のサイドパネル1枚にまで息づいています。
神は”細部に宿る”ならぬ、”サイドに宿る”と言ったところでしょうか。