ZZ MAGAZINE

INDEX
アナログ感を伝える2ペダル
10.25.2013

 
「公道を走るレーシングカー」を目指して開発されたTommykaira ZZ。

その思想は、コクピットにも顕著に現れています。
ブレーキローターの振動すらダイレクトに伝えるブレーキペダルに、
タイヤからのインフォメーションをありのままに伝えるステアリングホイール。

    < ガソリン車当時の ZZ のコクピット >
cockpit_MT

新しいZZでは、クラッチペダルを踏み続ける左足の脚力こそ求められませんが、
そのコンセプトは、EVとなった今でも引き継がれています。

トラクションコントロールやABSのような電子制御による介入だけでなく、
パワーステアリングやブレーキサーボと言った機械的な補助もない操作系。

これは、ある意味で時代に逆行する仕様なのかもしれません。
しかしそのシンプルな機構こそが、よりダイレクトな操作感を五感に伝えます。

現代の一般的なクルマに比べれば、多少の筋力と慣れが必要なのかもしれませんが、
ちょっとしたスポーツ走行の後の心地良い疲労感は、
どこかクセになるような余韻を、心とカラダに残してくれるはずです。

少しばかりの不便さと引き換えに、
操作感覚とシンクロするようなアナログ的な操作感を、ドライバーに届けてくれます。

   < 新しい ZZ のコクピット。以下の画像は開発車両のものです >
cockpit-matte

軽さと耐久性を求め、変速機を積まない新しいZZ。
クラッチペダルが不要になったことで、足元は 2ペダルになっています。

変速をせずとも必要なトルクを供給し続けるモーターの特性を活かして、
空いた左手(左ハンドル車ならば右手)をステアリング操作に、
ブッリッピングが不要になった右足をアクセル操作に、
より集中させてみてください。

変速によってパワーバンドをキープする必要に迫られる
3ペダルのガソリン車とは一味違った操作感が得られるはずです。

パワーユニットこそ、馴染みの薄い電動モーターですが、
運転者の操作を受け止める操作系は、アナログな感覚を色濃く残したままです。

電気自動車ならではの動力特性と、レーシングカーさながらの味付けを残した操作系。
コンパクトな車体を思い通りに操る楽しみを、この新しい組み合わせでご堪能下さい。